布農部落リゾート農場

原住民の風情あふれる山のふもとの農村
【台東県.延平郷】

 「布農部落リゾート農場」は、中央山脈と海岸山脈にはさまれた花東縦谷に位置します。原住民ブノン族の文化をテーマとし、農場の資源を結びつけた、落ち着いた「部落農園」です。ガイドによる案内や体験コースを通して、地元の環境や民族構成の特異性を知るとともに、生活、生産を理解し、芸術や文化の保存にも一役買える、教育的価値ある農場です。

  • 認証プログラム:體驗 餐飲 住宿
  • 有効期限:2012/01/01~2016/12/31

《農場の紹介》

 「布農部落リゾート農場」は中央山脈のふもと、台東県延平郷桃源村に位置します。もともとブノン族の集落であり、昔は狩猟と簡単な農業で暮らしていましたが、1985年に故郷に帰った白光勝牧師夫妻の長年の努力が実り、教会を拠点に「ブノン文教基金会」を立ち上げ、村の北部にある鹿鳴溪のほとりの荒地に「布農部落リゾート農場」を造営しました。文化産業の経営により、ブノン族の特色ある観光リゾート産業を育て、ブノン族が文化的な尊厳を維持しつつ、生計を立てていける道をさがす助けとしています。

 十数年間にわたり、石ころだけの荒地からスタートしましたが、今では部落劇場、機織工房、原住民現代芸術センター、カフェー、民宿、レストラン、牧場、河堤公園などの施設が完備し、原住民文化を網羅する桃源郷といえます。生態系の維持も良好で、カブトムシ、蝶、ホタルといった昆虫が随所に生息していて、自然生態作家の楊維晟さんは、ここを「台湾でカブトムシを観察するのに最適の地」のひとつにリストアップしています。

 ここに来ると、鶏や牛に餌をやったり、野菜や果物を摘んだり、ジュース、ジャム、酢、シロップを作ったり、原住民の歌舞や機織りを見学したり、そして弓術、罠仕掛け、樹皮のコマ打ちに挑戦したり、バラエティーに富んだ活動が楽しめるとともに、最近になって農場が開発した、純度99%のヒノキオイル、CAS認証の竹炭、竹酢液を買うこともできます。原住民の風情に満ちた休日を楽しみ、ブノン族と友だちになれ、少し違った文化と情熱を感じることができる農場です。

體驗《レジャー農場の体験》

 原住民文化をテーマにした「布農部落リゾート農場」は農業資源を結集し、「生産」,「生活」,「生態」,「生命」の「四生」を理念に掲げており、農産品の80%は自作であり、自家製の有機肥料、手作業での草抜き、防虫作業など、ほとんど自然農法を用いています。それゆえに農地の生態は多様であり、生産している有機野菜や果物、安全な鶏、豚、牛、羊、そしてカタツムリ、カエル、トンボ、テントウムシといった昆虫、たくさんの草花や樹木など、閑静な農村の趣があります。

 建築物に原住民の特色が現れており、農村文物展示場も整っています。活動面では、地元の文化資源と農村の体験活動を結びつけた、竹炭加工、エッセンスオイルづくり、洛神花(ハイビスカスの一種)加工があり、そして原住民の歌舞、弓術、屋外炊飯、ネックレス、ペンダント、花輪づくりなどは、地元住民の技芸を生かすとともに、文化の伝承に役立っています。農場内の体験コースは会場も広く、明るく、快適で安全。スタッフの服装も統一されており、応対もよく、人数も十分で、安定したサービスとガイドを提供しています。

餐飲《レジャー農場の飲食》

 レストランは快適で、明るく、地元食材の利用に努めており、セットメニュー、コース料理、鍋物には、農場でとれた作物や契約農家の有機野菜を用い、農場内の牧場では抗生物質も使用していないので、肉類も安全です。食材は生と調理済みを分けて保管し、先入れ先出しが原則で、管理も良好。料理も見事で、香りのいい「牛肉火鍋片」、もち米と塩漬け豚肉だけで作った「手工月桃飯」は、地元の特色あふれる料理です。

住宿《レジャー農場の宿泊》

 農場内の客室は68部屋、外壁には原住民伝統のスレート建築の要素を取り入れています。木彫りの人物像をモティーフとした椅子もあり、原住民の風情にあふれます。インテリアはシンプルな設計で、衛生管理も行き届いており、環境保護のため、歯ブラシ、歯みがきは提供されませんが、バスソープにシャンプーは用意されています。公共施設も整い、ゆったりとして明るく、快適で安全です。

《旅行の推奨》

  • 部落劇場/ブノン族の歌舞伝承の場

    毎日定時に、ブノン族の長老と青少年による伝統の祭儀、創作歌謡、そして名高い「八部合音」が披露されます。「八部合音」はブノン族の言葉で「pasibutbut」といい、粟の豊作を祈る儀式で、指揮者も楽譜もない、倍音の半音階唱法です。アメリカ、カナダや日本で公演したこともあり、好評でした。歌舞には原住民の習俗や熱情、団結といった意味合いもあり、この公演や練習を通してブノン族の伝統歌舞の伝承につなげています。

  • 織布体験コース/原住民伝統技芸の体験

    原住民独特の織布や図案が好きですか?ここでは、伝統の機織り機を操り、部落の長老の指導でブノン族の図案が入った布を織ることができます。ほかにも、伝統の衣装を着て、ブノン族の成年や娘になった気分で記念撮影もできます。

  • 部落カフェー/原住民風情に満ちた飲食文化

    カフェーに置いてある家具は原住民のモティーフと現代芸術を融合させたものです。椅子はアミ族の芸術家・林益千(Eky)の木雕り作品で、原住民の味が濃厚で、強い個性が感じられます。屋外の席に座ると、遥かに海岸山脈末端の都蘭山まで望め、下には鹿鳴溪が流れる音を聞き、晴れた日にはカンムリワシが大空を旋回するのが見えます。ここはコーヒーだけでなく、梅、桑、パイナップルを使った手作りのジュース、シャーベットも味わえます。休日にはブノン族風のランチボックスを食べてみましょう。焼肉、茶葉卵は独特の地元の味です。

  • 生態の旅/豊富な山林資源に触れるチャンス

    スタッフの解説を聞きながら草木のあふれる園内を散歩すると、部落の伝説を聞いてブノン族の文化を知ることができるとともに、汚染ゼロの山に入ると、豊富な生態を目にすることができます。きれいな渓谷では魚やエビがはっきりと見え、運がよければ毛ガニやウナギに会えます。初夏の夜にホタルが舞う様はほんとうに美しく、五月から七月はいろいろな種類の大型のカブトムシにも出会えるので、見逃せません。

  • 手づくりデザート/絶対に買いたい100%ナチュラルギフト

    農場の所在地である延平郷一帶は、以前はブノン族がオリーブ、梅、桑、パイナップル、洛神(ハイビスカスの一種)を植えていた場所でしたが、市場価格の低迷で採取する人がいなくなり、一部の果樹は伐採され、荒れ果てていました。ところが、地味が肥えているため、毎年きちんと結実することから、天の恵みをムダにしまいと、農場が住民に呼びかけて、100%天然、手づくりのジュース、ジャム、果物酢、ゼリー、酵素を作り始めました。防腐剤、色素、香料はすべてゼロ、「自分で食べても、人にあげても喜ばれる」最適のギフトアイテムです。

《データー》

  • 住所:953台東県延平郷桃源村11鄰191号
  • 電話:+886-89-561-211
  • ネット:www.bunun.org.tw
  • 公共輸送:台東新駅から鼎東客運バス「台東市→布農部落(桃源中学)」に乗車(毎日四本)、「台東市→四維」(一時間ごとに発車)、約40分の道のり。
  • 車で:
    南下のとき:台9号線で関山を過ぎた後、344km地点で「布農部落」の標識があるので、標識に従って前進して到着。
    北上のとき:台9号線で初鹿を過ぎて約8分、鹿鳴橋を越えて300m行くと、右に「脱線土鶏」、ファミリーマートがあり、黄信号のところ、左側に「布農部落」と紅葉小学校の標識があるので、「布農部落」の標識に沿って約5分で到着。
  • GPS:E 121°01'27" N 22°56'51"